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恋するカクテル。令和女子のためのバー入門

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上司や恋人とバーに行ったら、何をオーダーしますか? バーの敷居は高いと思われがちですが、お酒を楽しむには絶好の場所。今回は突然のシチュエーションでも困らないように令和女子が身に付けておきたいバーでのお作法をご紹介します。美味しいお酒とウィットに富んだ会話が楽しめる空間で、大人の時間をお過ごしください。

カクテルのベースは4種類のお酒

「バー」と一口に言ってもさまざまな種類があります。例えばスポーツバーやジャズバーなどには馴染みがあっても、伝統的なスタイルを受け継ぐバーは一体どんなものなのか……興味があっても敷居が高くてなかなか入れないという方も少なくないのではないでしょうか?

オーセンティックバーと呼ばれるところでは、プロのバーテンダーがいてさまざまな種類のお酒を楽しめます。バーのカウンターに座って好みのカクテルをオーダーする。ただそれだけなのに、もし入りづらいとすれば、カクテルの種類を知らないからかもしれません。

カクテルとは「お酒とその他の飲料を2種類以上混ぜたもの」ですが、種類が多すぎて数え切れないのが事実。カクテルはお酒をミックスして作るので、材量や配分を変えれば全く違うものができるからです。そこでおすすめはベースとなるお酒を覚えること。世界四大スピリッツと呼ばれるジン、ウォッカ、ラム、テキーラさえ押さえておけば応用が効きます。

例えばウォッカはジュースとも相性が良いお酒。ウォッカとオレンジジュースを混ぜた「スクリュードライバー」は、味わったことがある方も多いのでは。居酒屋での飲み会もいいですが、大人の女性なら思い切って魅力溢れるバーの世界へ足を踏み入れてみましょう。

メニューがない時はどうする?

オーセンティックバーでは、メニューを置いていないこともあります。そんな時は「ロングカクテルでさっぱりとしたもの」「ラムをベースとしたもの」などイメージを伝えてみてください。お酒のプロであるバーテンダーに相談すれば、おいしい飲み方の提案もしてくれます。緊張していても無理に背伸びすることはありません。

困ったときは、ジントニックをオーダーしてみるのも一つの手です。ジントニックは、ジンにトニックウォーターを混ぜてライムを絞っただけのシンプルなカクテル。ジンもトニックウォーターもバリエーションが豊富なので、混ぜ合わせたときのバランスにそのバーの個性が現れます。シンプルな構成要素の組み合わせで可能性を作り出す、お店の名刺ともなるドリンクなのです。

長居は無粋。How to マナー

バーにはどんな服装で行けば良いのかも迷いどころです。明確な規定はありませんが、ビジネス用の服装であれば問題ありません。Tシャツに短パンやサンダルなどラフ過ぎるものは避けた方が無難。店内では騒がない、お酒に飲まれない、寝ないなどは最低限のマナーですね。

また、座る席はバーテンダーに任せましょう。他の客との兼ね合いなど、全ての人が気持ち良くお酒を楽しめるように細かい配慮をして案内してくれます。ダラダラと飲み続けず2時間を目安にチェックする、香水を控えめにするなどは上級者の心得。バーに集う全ての人が居心地良く飲めるよう配慮するのが大人のマナーと言えそうです。

デートにバーをおすすめする理由

お店の品性を保つために、雰囲気まで管理しているのがバーという場所です。ムーディーなほの暗いライトのため、デートの締めにも最適! まだ親しくない段階では、対面のテーブル席で目を合わせるのが恥ずかしかったり会話が途切れて気まずかったりすることもあります。

その点バーのカウンターは、横並びに座るのでお互いの顔が見えずさほど緊張しません。会話が途切れたときは、雰囲気を察したバーテンダーが話を振ってくれることさえもあります。恋の成就のためにファーストデートこそ、バーを利用するべきかもしれません。

憧れは、1人でカクテルを楽しめる女性

ホテルのバーは外から店内が覗けるため、客層や雰囲気が分かりやすく1人で入るのにおすすめです。必ずメニューがあり、スタッフはホテル社員のため安心感もあります。慣れてきたら町中で自分好みのバーを探してみてください。1人でも気軽に行ける、心地よいと思えるお店と出会えたらそこは行きつけとなるかもしれません。仕事の後に美味しい1杯が楽しめたら、バーに集う人脈ができたら、きっと世界が広がるに違いありません。

宝石のように輝くカクテル、日常とはかけ離れた異空間。カクテルを優雅に味わったり、バーテンダーとの会話に心が満たされたり。バーで過ごす時間を持てば、人生が豊かになるかもしれません。今夜は思い切って扉を開けてみませんか。


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