便利で過ごしやすい
新コンパクトマンションの魅力
Residence 2018.02.02 UPDATE
金利の低さも後押しで
女性のマンション購入が増えています
マンションを買うというと、どうしても結婚を機に…といったDINKSや、子どもが生まれて…といったファミリーのイメージがあるかもしれませんが、近頃は単身でマンションを買う人も少なくなりません。賃貸で毎月家賃を払っていて、最終的に何も残らないよりは、家賃程度のお金をローンで支払って、自分の持ち家を手に入れたいという人は、少なくないのです。
中でも、増加傾向にあるのが女性のマンション購入。単身の男性以上に、単身の女性はマンション購入に意欲があります。最近の金利の低さもその後押しになっているようです。以前の記事でも女性が「自分の家」といいたかった、なんてエピソードを聞かせてもらいましたね。
遠くて広い家から、都市部へ近い利便性へ
とはいえ、一人で住むことを考えると、大きなマンションは必要ありません。そこで注目を集めているのがコンパクトマンションです。コンパクトマンションというと、不動産にちょっと詳しい人だと投資のイメージを持ったりしませんか? 購入をして単身者に貸すといったイメージがあります。
しかし、最近では単身の女性やDINKS、シニア層もコンパクトマンションに住むことを前提に購入が進んでいます。東京都23区内外の45m2以下の部屋を買っているユーザーのうち、シングル女性25~40歳以下は70.9%もいます。
彼女たちにしてみると、郊外で広いファミリー向けマンションよりも、都心部や都心へのアクセスがよく、自分一人で過ごしやすいコンパクトマンションのほうがより魅力的に映るのではないでしょうか。
一人で静かに過ごしたいと思っているのに、休日にファミリーに囲まれるなんてことも、コンパクトマンションならなさそうです。こうした大人の暮らしに特化したいというニーズもありそうです。
購入者が「住みたい」部屋づくり
最近では、こうしたターゲットによりそうマンションも生まれてきました。たとえば女性向けのコンパクトマンション『NEBEL』というシリーズ(タカラレーベン)は、マンションの基本仕様を「女性のための住まいづくり研究会」推奨の設備仕様にして、さらに、ハード面・ソフト面の共用部の作り込み、タカラの水(マイクロバブル、浴室テレビ)などを導入することで、女性がうれしいコンパクトマンションにしています。
コンパクトマンションなら、結婚などのイベントがあった時は、賃貸にしたり売却したりもしやすい(利便性や手軽さから)ですし、気軽に購入しやすいというのもポイントです。
日本はいま人口が減っているなどといわれていますが、単身者やシニア層の増加で実は世帯数は増えています。むかしの大家族と違ってコンパクトな暮らしを選ぶ人たちが増えているなか、コンパクトマンションは新しいマンションの形なのかもしれません。