仕事を覚える近道は“社外”にあった!
2020.8.21 仕事

仕事を覚える近道は“社外”にあった!
2020.8.21 仕事

仕事を覚える近道は“社外”にあった!

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatena Bookmark
  • Pocket

OJT(On-the-Job Training)。おそらくみなさんも、一度は耳にした事がある言葉だと思います。実務をこなしながら行う社員教育を指すこの言葉は、今では広く一般に浸透しました。
OJTという言葉ではなかったとしても、基本的にはどの企業でも、先輩が後輩に仕事のことや必要なスキルについて指導する、というのは一般的ですよね。

チームワークも育ちますし、教える側も改めて説明することで業務への理解が深まるなど、色々なメリットがあります。もちろん教わる側に、仕事を覚えたり、スキルが身についたりするメリットがあるのは、説明するまでもありません。

ですが、この「企業の人材育成 」について、少し気になるデータがあります。
厚生労働省が発表した「令和元年度能力開発基本調査」では、人材育成に関して何らかの「問題がある」と回答した事業所は76.5%もあって、さらにその問題点として多い回答は、「指導する人材が不足している」(58.1%)、「人材育成を行う時間がない」(49.7%)という内容でした。つまりこれは、多くの企業で十分な新人教育を実施できていない、ということを示しています。

このデータを見る前から、何となくそういった実態がありそうだと感じていた人も多いのではないでしょうか? 私もその一人です。私が入社した当時、色々と教えて欲しいことがあるのに、先輩はいつも多忙で聞けなくて、もどかしい思いをした事が何度もありました。
先輩が何とか時間を作ってくれ、やっとの思いでちょっと教えてもらっても、その続きはまた1カ月後なんてことも。

みなさんの中でも、このような経験がある方は多いかと思います。自分の視点からだと、何だか軽く見られているように感じることもあるかもしれないけど、データが示す通り、その先輩のせいではないんですね。多くの場合は時間がないだけなんです。
さらにそのケースのほぼ全てに言えるのが、先輩たちが教育に使った時間や労力には、対価が発生しないということです。教育の必要性をわかってはいたとしても、余裕もない中で自分の時間を使って後輩に付き合うというのは、なかなか難しいものです。これでは教育が上手くいかないのも無理はありません。

そうはいっても、自分自身は早く仕事を覚えたいですよね。
そこでおすすめしたいのが、“社外で身につけられるスキルを探す”ことです!OJTでは社内の慣習や取引先との関係構築など、先輩無しでは身につけられない業務もあるのですが、改めて考えてみると、社内で教えてもらうことの多くは、意外に社外でも学ぶ事ができるんです。PCスキルだったり、会計の事だったり、ビジネスマナーだったりと例をあげればキリがありません。

もちろんお金は掛かかりますが、その分効率よく学べるからお金を払う価値はあります。社内だったら3カ月掛かることも、社外で1週間で習得できるなら、お金を払ってでも絶対に社外を選ぶべきだと思います!

そうして社外でも身に付けられるスキルを学び、本当に必要なことだけを先輩に聞くのであれば、先輩だって嬉しいはずです。逆に気付いたら先輩に教える立場になっているなんてこともあるかもしれませんね(笑)。
スキルアップの第一歩として、まずは改めて自分が身に付けたいスキルを、リストアップするところから始めてみてください。

令和元年度能力開発基本調査 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/00002075_000010_00004.html