新しい癒しの時間。<br>「大人のぬり絵」をやってみた
2018.11.16 ライフスタイル

新しい癒しの時間。
「大人のぬり絵」をやってみた
2018.11.16 ライフスタイル

新しい癒しの時間。
「大人のぬり絵」をやってみた

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仕事にプライベートに、複数のタスクに追われる現代社会。気づけばストレスがたまり、イライラ悩みを抱える方も多いのでは?そこで、提案したいのが、リフレッシュアイテムとしての「大人のぬり絵」。絵を描くことが苦手でも、ぬり絵は下絵にそって色を塗るだけ。でも単調に色を塗るだけには終わらない、大人こそが没頭できる理由があるんです。美しい癒しの世界へ、さあ!

ぬり絵ではなく「コロリアージュ」と呼んでみる

「Coloriage」とは、フランス語で「着色」の意味を持ちます。植物やモザイク画などが細かく描かれた絵柄に自由に彩色してオリジナルの作品を作りあげるというもの。つまりぬり絵のことです。フランスから人気に火がついたコロリアージュは、アートやファッションへの感度が高い女性の間でじわじわ広まり、近年日本にも上陸。「ぬり絵は子どもの遊び」というイメージを覆したのは、アートな世界観を持つ下絵デザインでした。グラフィカルな下絵に色を塗り、自分だけの世界を作りあげるというノスタルジックな魅力に心を揺さぶられ、ハマる人、多し。また、無心になって集中できる、塗り終えた後に達成感を味わえるなど、ストレスフルな大人がリラックス効果を求めてぬり絵をすることもあるそうです。さらにストレス解消などの効果を期待して作業療法などの現場でも注目を集めるなど、幅広い層に指示されているのです。

こんなに種類がある。大人買いしたい画材

子どものぬり絵というとアニメなどのキャラクターものがまず思い浮かびますが、大人のコロリアージュは画風や完成度が一変。植物や幾何学模様などが美しく繊細に描かれ、白黒の状態で見てもときめくほど。和ごよみ二十四節気、江戸千代紙や着物などの和柄も人気があるのだとか。さらに「自律神経を整える」、「目がよくなる」など健康を謳ったものもあり、その種類の多さにびっくり。

そして使う道具も様々。まず身近で扱いやすいのが、色鉛筆です。発色が良い、重ね塗りもしやすい、細かなパーツも思いのままに塗れるなど使いやすさは抜群。色を塗り重ねるよりも、単一に塗りたい方は、水性ペンがおすすめ。色鉛筆には出せないくっきりとした印象になります。コロリアージュは細かいところを塗っていく作業なので、細書きペンを選びます。

作品に深みを出したいときは、水で溶ける色鉛筆の水彩色鉛筆。色鉛筆のように描いたあとに上から水筆でなぞれば、水彩画のような優しい風合いが表現できるというものです。重ね塗りができる、鮮やかにも淡くも仕上げることができるなどのメリットがあります。このように道具によって仕上がりが異なるのも、コロリアージュの魅力です。

実践! いざ、めくるめく癒しの世界へ

早速ぬり絵本を買って、コロリアージュにチャレンジしてみます。使うのは、自宅に眠っていた36色の色鉛筆です。久しぶりに持った色鉛筆は、思いのほか堅くて細く感じました。絵に合わせて好きな色を塗っていく。ただそれだけで何だかワクワクしてきます。塗りだすと夢中になって、あっという間に時間が経ってしまいました。塗りたいところを全部塗ったところで、なんとなく物足りない気がして陰影をつけてみます。

ひたすらぬり絵に没頭していると、余計なことを考えず絵だけに集中できます。紙の上をすべる色鉛筆の音が耳に響き、色が塗り重なる過程を目で楽しむ。徐々に感覚が研ぎ澄まされて気持ちが落ち着いていきます。

一枚を完成させるのには時間を要し、満足のいくものに仕上げるのも難しい。子どもの頃に遊んだぬり絵とは違い、奥深さを感じます。しかし色を塗り重ねる作業に没頭でき、少しずつ出来上がっていく過程が楽しい!達成感も味わえます。ズボラで飽きっぽい私でも、早く塗りたいという衝動にかられてすきま時間を見つけては、コロリアージュをする毎日。見て癒されては、塗って癒されて。コロリアージュ、楽しすぎます。

コロリアージュにハマったら? 大人として極めてみる

ただ塗るだけでは物足りないという方は、コロリアージュをするシチュエーションにこだわってみてはいかがでしょうか? 例えば間接照明をつける、アロマキャンドルを灯す、ワインを飲むなど、もっと楽しく集中できる環境をアレンジすれば、わが家で至福のひとときを楽しめそうです。自信作をいつも見ていたかったら、完成品をフレームに入れて壁に飾ります。お部屋の雰囲気がガラリと変わり、インテリアとしても優秀。

一人で塗る作業に寂しさを感じたら、SNSにアップして継続のモチベーションを高めましょう。創造性を発信でき、同じ趣味の人と交流するチャンス。さらに基本的な色塗りは既に習得した、プロフェッショナルのテクニックが知りたいという方は、スクールに通うのもおススメ。楽しみながら絵画技法をマスターできそうです。

仕事ではPC漬け、自宅でもスマホが手離せない現代だから、紙とペンを使ったノスタルジックなぬり絵に心が癒されるのかもしれません。コロリアージュに必要なのは下絵と色鉛筆だけ。始めたいと思ったときに自宅ですぐに始められる手軽さもいいですね。毎日慌ただしいからこそ、自宅では想像力と癒しのリラクゼーションタイムを持ちたいもの。今夜はスマホを見るのをやめて、めくるめくコロリアージュの世界を楽しんでみませんか。